『名古屋トヨペット』を退職後、僕は映画『24』のジャック・バウアーに憧れて1年間オーストラリアへ留学をしました。
英語の勉強が大変というよりも、国同士のコミュニティができてしまっていたので、国の壁は大きいと実感しました。
英語が話せないままの留学だったので、ホームステイ先でもジェスチャーと辞書で何とか乗り切っていました。
1年間留学をして一番得たものは、全ての責任は自分にあると実感したことです。
分一人で全部の事を決定しなければならない。そして利害関係もない、身内もいない、そんな環境の中で自分が過ごしたことは良い経験になったと思います。
帰国後、特にやることがなくアルバイト生活をしていましたが、アルバイトは目標意識が低く、時間を使うのはもったいないと思い辞めました。
その後、『名古屋トヨペット』の上司だった人から、仕事の依頼があったのをきっかけに整備会社として独立、個人事業をスタートさせました。
お金がないのが一番のネックでしたが、銀行から借入をして運転資金に充てました。
整備といっても工場はなく、出張整備をしていましたので。ですが1人でやるのは大変でした。
人手が足りなくなったので、独立してから10ヶ月ほどした後、人を雇い、岡崎に工場も建てました。
2013年に法人化をし、当時5~6人の社員がいました。法人化をしようと思った一番のきっかけは、大手と付き合うことでした。
大手の会社は大手同士で付き合っていきます。個人事業が入れる余地があまりなく、そのハンデは大きかったです。
でも小さい会社も大手と付き合っていかないと仕事は回っていきません。そのために法人化を決めました。
今は愛知県・岐阜県・三重県・静岡県に店舗を構えていますが、今後2030年までに【全国展開】【新規事業】【社員1000名】に挑戦していきます。